どろんこ村の5つの学び
この渥美半島の農村資源が、どろんこ村の学びのフィールドです。「育てて食べる農家の暮らし」をベースにした5つの学びを核に、自分自身を見つめます。
うんち工房
豚や鶏のうんちを使って畑の土を作ろう!
うんちを混ぜて発酵させ、畑のごはんとしてまき、耕す。土や野菜が食べるうんちから循環するエネルギーを感じて、考える。
お茶碗一杯のお米
お茶碗一杯のお米ができるまでを知ろう!
田植え、稲刈り、はざかけ、脱穀、もみすりなどを手作業でおこなう。
効率や生産性の悪さを肌身で体験する中で自分自身の選択基準をどこにおくか考える。
豚のえさやり
社会の余りものを活用し、
豚のえさを作ってあげよう!
規格外の米や野菜を大鍋で煮て、廃棄されるお菓子を混ぜ、豚にえさをやり、触れ合う。大量に食べ物が廃棄される社会のありようを見つめ、考える。
体験レストラン
農の現場の「育てて食べる暮らし」を体験しよう!
田んぼや畑の米や野菜、豚や鶏の肉や卵、山羊のミルクなどを、自然の資源(竹や流木)を使って、自分たちで調理(科学)して食べる。
調理することで科学的にものことを捉えること、食べることで命がつながっていることを感じて、考える。
鶏の解体
鶏を殺すのはかわいそう?
でもラーメンや唐揚げを食べるためには誰かが鶏の首を絞めて解体しなければいけない。その事実を受けとめ解体し、いのちをいただく。
ひとつの命と向き合い、葛藤する中で、感情と事実を見つめ、考える。
どろんこ村の取り組み
体験・教育プログラム
どろんこ村では、農家の “育てて食べる" 暮らしの価値観を伝えるプログラムを様々用意しています。育てて食べることは、生きることの原点です。
この食の現場での体験を通して、いのちのつながりを実感し、自分自身の意識を見つめる機会を、子どもから大人まで提供します。
コモンズ事業
どろんこ村は、畑や田んぼ、山などの農村資源は、誰かが所有する「私有財」ではなく、そこで生きる人が皆で共有し自治する「コモンズ」であるべきだと考えています。それは、
暮らしの未来を自分たちで決めることです。
農のコモンズでは、自分たちが食べるものを少しでも自分たちの手で作ることから、コモンズ創出への一歩を踏み出します。
「農あるトンビ」プロジェクト
「地球一個分の暮らし」を広げるために、研修生やインターン生、農業ボランティアを多く受け入れています。持続可能な未来を創造し、農をベースに食べていける若者を増やすことが私たちの目標です。