1月 どんどん大きくなる大根

渥美どろんこ村って?

どろんこ村とは、どんなところか。

大きなくくりでいえば愛知県の渥美半島にある農家です。

 

今や全国のトップクラスの生産 出荷量を誇る農産地へと成長した渥美半島は、効率的に大量生産をする農業が主流になって いますが、わたしがめざす農業はそれらとは少し違っています。

 

わたしたちは、ものを生産するだけを農業とは考えたくなかったのです。

生産も、加工も、流 通も、販売も、さらには交流も……。

それらすべてが有機的に結びついているのが、わたし の考える有機農業でした。

 

どろんこ村では、冬場にはキャベツ、大根、ブロッコリーを中心に、出荷に耐えうる野菜をつくって

いますが、春から夏・秋にかけては、米も野菜も自家用プラスα 程度の量しかつくりません。

 

あとはブタが5匹、ヤギが2匹、ニワトリが150羽、 犬が7匹、それからヒヨコや合鴨、猫がいます。

​育てて食べる暮らし

この環境のなかで、わたしたちは自給自足の農的暮らしをめざしています。

渥美半島の農 家で育ったわたしは、子どもの頃に体験した農家の暮らしの心地よさが心の原点にあるからです。

山や川や海は遊び場であり、生活の場でもありました。天気によって、その日する とが変わり、

今、畑にある野菜しか食べることができず、自分の食べるものは自分でつくる。

それは一見不自由なようですが、実に豊かな暮らしだったのです。

 

そだてること、たべること、それらがすべて自分とつながっているとを実感することは、

まさに「生きること」そのものです。

 

わたしたちがめざしている自給自足の農的暮らしは、 暮らしまるごと、すべてが仕事であり、楽しみであり、

学びの場であり、いろんなものとつながっていく開かれたものです。

 

こうした、わたしたちの暮らしの場へ、子どもたちや都会で暮らす人たちを受け入れて、

農家本来の豊かな暮らしを体験してもらいたいと思い、1997年にスタートしたのが「どろんこ村」です。